オンラインお見合いの感想と効果(男性)
こんにちは。婚活アドバイザーの石川です。
新型コロナウイルスの影響により、結婚相談業界は大きな変化を迎えることになりました。
結婚相談所での婚活は、対面でのお見合い以外でご縁を結ぶ方法がなく、アナログの良さだけを追求してきただけに「お見合いが成立しても会えない」という状況に対する動揺は大変大きいものでした。
さらには婚活パーティーができない、新規のご相談を対面で受けられない、活動してもお見合いが組めないとなるとサービスの機能を失ってしまうので、存在価値についてそれぞれが考えさせられた時期でもあります。
結婚相談所連盟に加盟している我々にオンラインお見合いの推奨が下された後は、自粛明けでお見合いしたらいいと考える経営者とオンラインお見合いにすぐに切り替えた経営者で分かれその統一性のなさに不安を感じた婚活者も多く存在しました。
「オンラインお見合いで婚活できるの?」
対面のお見合いでなければ、分からないこともあるでしょうし、今交際に入っても自粛で会えない。
今無理にしなくてもいいのでは・・・そういった声の方が緊急事態宣言の前までは圧倒的に多かったです。
しかし、緊急事態宣言の延長が発表されてからというもの、一度はストップした婚活業界でしたが、終息を待っていたらいつまで経ってもご縁にならないと腰の重かった仲人さんたちも積極的にオンラインお見合いに踏み出し、今ではすっかり当たり前に変わりつつあるオンラインお見合い。
もちろん当相談所でもオンラインお見合い切り替えさせて頂きましたが、そこで大変面白い効果に出会えることができました。
今まで辛い婚活をしてきた男性ほど革命が訪れる予感がしていますので、まだ踏み出していない相談所や独身男性の方にオンラインお見合いを強くおすすめ致します。
【オンラインお見合いは交際率が高い!】
当相談所が男性専門だからといって擁護する訳ではないのですが、婚活って男性の方が辛いです。
女性の婚活疲ればかりに目を向けられがちですが、男性の方が圧倒的に疲れています。
その辛さは婚活女性の独身男性に対するジャッジの厳しさ。
男性の方がお見合い成立率は高いのですが、成立したからといって安心できない気が抜けないのが対面でのお見合いです。
「価値観の違いを感じたのでお断りでお願いします。」
お断り理由で最も多く使われる価値観の違いとは、第一印象、服装、話し方、男性的な頼もしさ、紳士的なふるまいについてです。
こちらの項目すべてに対して女性の目は光っているので、第一関門をクリアするには努力は必須です。
お見合いはホテルのラウンジで行われるので、大体2,000~3,000円は男性負担でのお支払いで終えるのですが、第一関門を突破できるハードルが高い上に金銭的な負担も生じるので、心理的な疲労は婚活が長引けば長引くほど濃くなっていきます。
私の仕事のほとんどが第一関門を突破するテクニックを伝え、女性の喜ぶことを教え、プライドを尊重し、傷ついたメンタルをサポートしてモチベーションを切らさない様にすることのみですから婚活は男性だって大変なんだぞ。女性がもっと優しくしてあげたら日本の生涯未婚率も少しは緩やかになるのでは・・・と思っていたところにオンラインお見合いが光をもたらしてくれました。
なんと今まで第一関門突破率が低かった男性達に女性側から交際に進みたいというOK返事が増え、交際率が上がったのです。
~オンラインお見合いで女性が見ているのは、自分の顔?~
皆様は、ビデオ通話というものを使用したことはあるでしょうか?
オンラインお見合いではZOOMアプリを使用しているのですが、このアプリの特徴は高画質、高音質に加え肌修正機能などもついています。
かなり高画質でありながらタイムラグもなく、お互いの顔が大きくひとつの画面に表示されスムーズに会話が楽しめる優れモノ。
ある日、私がホストといってZOOMアプリにてオンラインお見合いを立ち上げ、お引き合わせ後に退出したことがありました。
男性側とは目が合うのに、女性側とは目が合わないのでお見合い前に自分の顔の確認をしているのだろうと思っていたのですが、これが不思議な事に毎回同じ結果なのです。
そこで男女でオンライン飲み会を企画。
男性は女性の顔を見ているけど、女性って自分の顔見ていません?とアンケートしたところこれがまさに当たっていたのです。
男性は「かわいいなぁ」と思う女性の顔を見続けて、女性は男性と話している時の自分を見てしまうと返ってきました。
「あれ、思っている以上に笑えていないかも。」
「あの子よりリアクションが薄い気がする。」
「口角が下がっているとかわいくない!!」
と、女性も自分自身の振る舞いに気付くことがオンラインによって増えたのです。
冒頭で述べたオンラインお見合いの革命的な結果に繋がっていくのですが、女性は自分のお見合いを俯瞰でみることができるからこそ男性へのジャッジを優しくできて交際率が上がっているのです。
オンラインお見合いを通じて自分のお見合いをお相手目線で見ることができたからこそ生まれた素晴らしい効果といえるでしょう。
【オンラインお見合いは残り続ける】
自宅にいながらお見合いが可能なので、お見合い一件の為に準備をして指定されたホテルのラウンジに出向いたり、何件も成立している日はハシゴしたりと、移動時間に費やしてきた分がなくなって嬉しい。もっと言えば交通費も節約できて嬉しいとお見合いに対して気が楽になった男女ともに感じているようです。
そして、関東圏では年収に自信のない男性はオンラインお見合いを機に、全国でお相手探しを始めるようになりました。
一度オンラインお見合いで話してみてから実際に対面で会える日を待ち遠しく感じながら連絡を取り合っている様子を見ると、新型コロナウイルスがもたらしたオンラインというものに価値を感じずにはいられないと思います。
自粛という期間に婚活まで自粛する必要はないということもそうですが、自粛が明けてもオンラインお見合いというものは残り続けると思っています。